外国人材のオンライン面接は準備が9割

コロナ禍により、海外出張が減り、オンラインでの面接が増えています。外国人材の面接においても、現地面接からオンライン面接へ移行する企業が増えてきています。

つくばワールド行政書士事務所では、関連法人にて、外国人介護士のオンライン面接を定期的に行っているのですが、その面接を通して得られた気づきや改善点、留意点などを紹介します。

外国人材のオンライン面接は準備が9割

優秀な人材であればあるほど、また、人手不足の業界であればあるほど、外国人材は売り手市場です。特に優秀な人材は、すぐに採用が決まります。

しかし、給料を高くして採用するのは現実的に難しいと思われます。日本人社員とのバランスもあります。ですから、面接という限られた時間の中で、優秀人材を選ぶ、選ばれるための準備やノウハウが非常に重要になってきます。

面接の前に質問内容を書きだす

当たり前だと思われるかもしれませんが、外国人材の場合、日本人面接とは違う観点からの質問を準備しておく必要があります。

例えば、学歴。当然、履歴書にも学歴は記載されていますが、学部名まで記載されていないことがよくあります。また、外国語で作成された履歴書の場合、日本にはない学部もありますし、日本語に翻訳する際に、違訳されてしまうケースもあります。海外の大学の場合、仕事に直接役立つ実践的な内容を学んでいることもよくありますので、大学で学んだ内容については、詳しく聞きましょう。

また、履歴書の中から、日本や日本企業と関連するキーワードを探しましょう。特に、これまで、日本に留学したことがない、日本で働いたことがない外国人の場合、なぜ日本で働こうとしているのかを知る上でヒントとなります。

この他、日本語力に関する項目も必ず確認しましょう。何等かの日本語能力試験に合格しているのであれば、その点数や、勉強方法について聞いてみるのもよいでしょう。例えば、ビジネスで使える日本語をマスターしていると言われている日本語能力試験N1の合格点は100点です。そして、満点は180点です。100点ぎりぎりで合格している人と、満点近くで合格している人は、日本語力にかなりの差があります。

雑談の重要性

外国人応募者の中には、人生はじめての面接だという方もいます。人生はじめての面接が、「オンライン面接」、しかも「国際面接」ということで、必要以上に緊張してしまうケースも多いです。そんな時、面接官が、雑談や軽い質問をしてあげると、応募者の緊張がほぐれることがよくあります。例えば、「うちの会社では、こういうイベントがあってね・・・」といった話をしてみましょう。また、仕事には直接関係のない質問、例えば、「日本料理を食べたことがありますか?」、「好きなスポーツは何ですか」といった質問をすることで、応募者の意外な資質や能力を発見できることもありますし、そこから会話が盛り上がることもよくあります。

外国人の面接では、1を聞いて10の返事が返ってくることは稀です。ほとんどのケースでは、1を聞けば返ってくるのは1です。0.5の時もあります。ですから、質問を最低10個、雑談ネタ(軽めの質問含む)を10個用意しておきましょう。いろいろな質問をする中で、応募者の意外な一面を発見できることがよくあります。

面接官の自己紹介と押しの一言

面接のはじめに面接官が自己紹介するかしないかは、面接の質に影響することがあります。例えば、面接官が、「〇〇会社の〇〇と申します。本日は面接に参加いただき、ありがとうございます」と一言お礼を言うだけでも、応募者は安心します。

また、面接を重ねていくと、「絶対この人を採用したい」と思える優秀な外国人材に出会います。そんな時は、応募者にささる押しの一言を使いましょう。その場で考えていては遅いです。気の利いた言葉はなかなか思いつかないものです。事前準備として、貴社ならではの「押しの一言」をぜひ準備しておいてください。

オンライン面接ならでは留意点

オンライン面接は、参加者が多くなる傾向にあります。筆者の経験では、最大15名の参加者がいるオンライン面接がありました。日本人側が10名です。これだけ大人数いると、応募者は、誰が面接官なのか、誰がオブザーバーなのか見分けがつかず、混乱してしまうこともあります。ですから、原則として、顔出しは、面接官と応募者だけにしましょう。そのほうがシンプルです。オブザーバーは、顔出ししない、原則発言もしないというルールを決めたほうが、応募者も安心して面接に臨めます。

面接後にやること

面接後には、面接記録を作成しておくことをお勧めします。録画でもよいのですが、録画だと、後から質疑応答の場面を探すのに時間がかかることがあります。記録する内容は、質問内容、回答内容、面接官のコメントなどです。一字一句書き起こす必要はありませんが、どんな質問をしたら、どんな回答が返ってきたか、記録しておくことで次につながります。

外国人社員を採用する際、原則として、就労可能な在留資格(就労ビザ)を申請する必要があります。就労ビザは約20種類くらいあるのですが、一般企業でホワイトカラーの業務に従事する場合、技人国ビザを申請することになります。つくばワールド行政書士事務所では、この技人国ビザの取得を最も得意としております。
 

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