このページでは、日本に住む外国人が永住者ビザを取るときのポイントを解説しています。分かりやすさを優先して解説しています。
転職が多いと永住申請は不利になる?
結論から言うと、転職が多いと、永住申請に不利になる場合があります。例えば、下記のようなケースでは、永住申請には不利になることが多いです。
- 転職してから1年以内に永住申請する。
- 転職のたびに年収が下がっている。
- 同じ会社で3年以上勤続したことがない
上記の傾向にありますが、例外もあります。例えば、もともと年収1000万円の人がいて、1回目の転職で年収900万円に下がり、2回目の転職では700万円に下がってしまったというケースであれば、ほとんど問題にはなりません。
転職回数が多くても永住許可になるケースとは
転職回数が多い場合の永住申請に必要な書類とは?
- 職務経歴書
- 日本語能力を証明する書類(日本語能力試験、BJT日本語テスト等)
- 仕事に関連する資格の合格証
- 転職の経緯や理由、転職後の年収やスキルアップについて説明した書類(永住理由書にこれを書いてもよいです)
- 業界の転職動向に関する資料(転職が不利にならないIT業界など)
転職回数が多い場合の永住理由書の書き方
転職が有利になる業界の場合、業界の転職動向に関するニュースや統計資料を提出することもできます。例えば、IT業界は転職が多い業界と言われていますが、その理由などについて、分かりやすく説明した文書をつけることもできますね。
下記は、当事務所で作成した文章です。これをこのまま流用するのではなく、あなたの個別状況に合わせて説明書を作成し提出してみてください。
IT業界は、他の業界と異なり、転職が比較的多い業界だと言われております。そして、フリーランスの技術者が正社員よりも高度な仕事をして、高収入を得ているという業界でもあります。転職市場においても、転職回数よりも、これまで培った技術や経験したプロジェクトの内容、担当した行程、マネジメント経験などが重視されます。 また、他の業界では考えにくいのですが、「転職しないというリスク」や「転職しないデメリット」がある業界です。ある特定のシステムや技術のみしか扱わない会社に長年勤務していると、技術の変化に対応できなくなるリスクがあるからです。 私自身も、こうした業界の特性を鑑み、自身のスキルアップのため、また、マネジメント能力向上のため、転職を経験しております。直近の転職においても、年収が上がり、職位なし→プロジェクトマネ-ジャーになっております。このため、収入の安定性、継続性に関しては、全く不利になることはなく、むしろ、今後日本に永住していく上で、これまでの転職は有利になると考えております。 |
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