永住者ビザを取得するためにどれくらい預金が必要ですか?

永住者ビザを取得するためには、収入や資産(不動産、預金等)に関する要件があります。要は、今後も日本で永住するために、安定的、継続的な収入があるか否かが審査されます。

継続的な収入が見込めない場合、十分な資産、つまり持家か否か、預金が十分にあるか、株式、年金などがあるかなどが審査されます。

「永住者ビザを取得するために、どれくらい預金が必要ですか?」という質問をよくいただきますが、それは、ご本人の状況によります。

一般的には、今後1年間、同居家族全員が生活できるだけの預金があったほうがよいでしょう。もしない場合、保有不動産の時価や保有株式の時価で相応の資産があれば、それほど問題にはなりません。ただし、「余剰資金は株式で運用しています」という説明だけでは不十分です。不動産を持っている場合は、3ヶ月以内に発行された登記事項証明書(土地・建物)が必要です。株式を持っている場合には、証券会社から発行された評価額書類、あるいは、ネットから印刷できる評価額のページを提出します。この時、証券会社名、保有名義、評価額(現時点での残高)が分かるページを印刷してください。

また、預金が少ない場合、両親から一時的に借りて預金残高を増やしたいとおっしゃる方もよくおられます。預金通帳の残高が、突然、増えているとあらぬ疑いをもたれることもありますから、この場合は、「両親から将来の新居購入のための資金をいただきました」といったように簡単な説明を付けることをお勧めします。譲渡税に関する説明までは求められません。譲渡税については、法令に従い、自己責任できちんと申告してくださいねというのが、現行の審査当局の運用です。

なお、預金額の証明について、「預金通帳のコピー」ではだめなのか?「預金残高証明書」ではだめなのか?という質問もよく受けますが、最近の審査傾向としては、申請時に預金座高証明書を提出していても、後日、預金通帳のコピーを求められるケースが増えています。預金残高証明書には発行手数料も発行日数もかかりますから、最初から預金通帳のコピーを提出したほうが簡便かと思います。

永住申請に際し、預金の有無、その額というのは、その方によって、審査の結果を左右する大きな要素になったり、ほぼ関係ない場合もあります。また、余計な書類や説明をしてしまったばかりに、審査が長引いたり、永住不許可になったりするケースもあります。永住申請に関しては、個別状況により、最適な方法が異なりますので、専門家への相談がスムーズに永住取得するために良い方法かと思います。

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