相談事例:前に働いていた外国人介護従事者を呼び寄せたい

弊社では介護施設を運営しています。2年前に当社で介護従事者としてパートをしていたフィリピン人女性で、よく働いてくれていました。VIZAが切れてフィリピンに帰りましたが、また当社で働きたいとの連絡があり、出来ればこちらも働いてもらいたいと思っています。どんな方法があるのか教えていただければと思います。

お問い合わせ、ありがとうございます。

以前のパート社員さんを再び呼び寄せたいというというご相談ですね。

結論から言うと、その方が以前に持っていた在留資格によって呼び寄せる方法が異なります。

その在留資格によっては呼び寄せ不可の場合もあります。

以前、日本人と結婚していた場合

2年前に働いておられた方は、当時、日本人と結婚されていた方(離婚して帰国?)でしょうか?

その場合、呼び寄せは難しいです。

なぜなら、当時持っていた日本人の配偶者等という在留資格は無効になっているからです。

日本人と再婚したなどの場合は除き、呼び寄せることは難しいです。

日本の介護福祉士の資格を持っている場合

介護福祉士の資格を持って勤務されていた方でしたら、介護ビザの取得手続きだけですので、当事務所でフルサポート可能です。料金の総額は、14万円+税です。特殊なケースを除いて、この金額で来日までサポート可能です。

両親もしくは祖父母のいずれかが日本人である場合(日系人)

日系2世や日系3世の場合、「定住者」という在留資格を取れる可能性があります。申請方法や必要書類については、個別事案によって異なりますので、初回相談(有料)にて詳しくお伝えしております。

上記以外の場合は特定技能ビザでの来日

日本人と結婚していない、介護福祉士の資格も持っていない、日系人でもないという場合、特定技能ビザ(介護)を取得するしか方法はありません。正確に言うと、非常に珍しい方法はあるのですが、ほとんど該当者がいないため、ここでは省略します。

特定技能ビザについて、ポイントを紹介します。

来日までの大きな流れ
1.本人が㋐特定技能評価試験、㋑介護日本語試験、㋒日本語基礎テストに合格する
2.特定技能ビザ申請
3.POLO申請
4.来日

本人が合格すべき試験 ㋐特定技能評価試験、㋑介護日本語試験

試験概要、サンプル問題などは下記です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_000117702.html

試験日程は下記です。(随時情報更新されます)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_000117702.html

  • マニラとセブで、月数回実施されます。
  • 一度不合格になると45日間再受験できません

受験申込ページは下記です(日本語、英語)

http://ac.prometric-jp.com/testlist/nc/index.html

本人が合格すべき試験 特定技能評価試験、㋒日本語基礎テスト

試験概要、サンプル問題などは下記です。

http://ac.prometric-jp.com/testlist/ssw/schedule/Schedule_F1.html

マニラとセブで、月数回実施されます。

 特定技能ビザ 会社側 主要な条件

  • 直近年度の決算 債務超過でないこと
  • 社会保険加入すること
  • 社会保険料、労働保険料の滞納、猶予措置がないこと(ある場合、個別対応必要)
  • 直近1年以内に、会社都合退職者がいないこと(同上)
  • 直近1年以内に、外国人従業員の行方不明者がいないこと(同上)
  • 役員全員について、過去に刑に処せられたことがない(同上)
  • 役員全員について、破産宣告をしたことがない

POLO申請 会社側 主要な条件

介護職の場合、会社側の経営状況に問題ないことが多いのですが、本人の給与について、厳しく審査される傾向にあります。相場より高めであることが求められる傾向です。

 


別の話になりますが、弊所が運営する別法人ではフィリピン人介護士の人材紹介も行っております。

毎年数回、候補者が来日しますので、もしご興味ありましたら、面接の機会をいただければ幸いです。オンライン面接でしたら随時可能です。
  • 面接までは無料です。
  • 日本語能力試験4級合格、介護技能評価試験合格者(初任者研修レベル)です。
  • 総額の費用(就労ビザ+POLO+諸経費)は50万円~(1名)となります。
初回相談料 1時間 11,000円

つくばワールド行政書士事務所では、じっくりとお客様の状況やご要望をお聞きし、質の高い相談を提供したいと考えているため、初回に限り、1時間あたり11,000円の相談料をいただいております。

オンライン(ZOOM、スカイプ等)、面談、電話の中から、ご都合のよい方法をお選びください。行政書士の予定があいていれば、当日のご予約も可能です。貴社内での相談等をご希望の場合、別途交通費をいただいております。

なお、相談後、ビザ申請代行業務等を依頼いただいた場合、相談料は業務料金の一部に充当します(実質無料相談)。

この記事を作成した人 つくばワールド行政書士事務所 行政書士 濵川恭一

 

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    oto@svisa.net

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